空室対策とは?

なぜ、空室対策は必要なのか???

空室対策について考える前に、まずは賃貸経営をとりまく環境にどういう事態が起こっているのかを知っておきましょう。

空室

◆賃貸住宅の着工数は増加

賃貸住宅の着工数は2011年に約29万戸だったのが、2016年には約42万戸となっており5年連続の増加となっております。

 

当然、新築物件は新しいというだけで人気があり建築中から入居予約が入る状況です。

 

同じエリアにたくさん新築ができると、古くなった物件は入居者獲得に苦戦を強いられることになります。

◆賃貸物件の5戸に1戸が空室

物件は増えているのに人口は減少していくということで、空室率は拡大していくことが必至です。

 

総務省の住宅・土地統計調査によれば賃貸住宅は全国に2274戸あり、そのうち429万2300戸が空室となっています。(2014年現況)

 

単純に計算すると賃貸物件の空室率は18.9%で、エリアにもよりますが、おおむね5部屋あれば1部屋が空室という計算になります。

◆築年数が古く強みのない物件は苦戦!

新築が増えて、人口が減っていく。

 

つまり新しいものから順に埋まっていき、築年数が古くて魅力のない物件は苦戦することになります。

 

特に築20年以上の物件については、立地条件や賃料設定などでの余程の優位性がなければ、空室期間が長期化する可能性が高いため、しっかりと空室対策をすべきです。

空室対策を怠るとどうなるのか?

空室対策したい・・でも・・何をしていいのか。

 

そんな人も多いようですが、放置しておくと病気と同じで、より深刻な事態を引き起こしかねません。

◆空室期間の家賃は損失と同じ

空室期間は家賃が入りません。

 

本来入ってくるはずの家賃が入ってこないというのを逸失利益といいます。

 

例えば、6万円の家賃で12か月空室が続いた場合…

 

  6万円×12か月=72万円 の逸失利益となります。

 

1年間で72万円を捨てていることになります。

 

まずはそのことをしっかりと理解しましょう。

◆空室が長期化すると設備が痛む

長期空室で、その間になにもメンテナンスしなければ、まず水回りが痛みます。

 

特に給排水にトラブルが出やすいです。

 

入居中は常時水が流れていたものが、干上がってしまい目に見えない部分で劣化が進んでしまします。

 

入居が決まってから入居者様から漏水などのトラブルになります。

 

また、下水の臭いも上がってきますので、玄関を開けた瞬間に臭いがする物件では、ご案内の際のイメージが悪くなります。

◆建物全体に悪影響

全部屋数の半分以上が空室の建物は集合ポストやまわりがチラシなどであふれ荒れます。

 

ガムテープなどで塞いでも、逆に「こんなに空室がある」と見られて、「ここの物件は何かあるのかも・・」と

 

悪い印象しか与えません。

 

このように、空室が多かったり、長期間に渡ると建物周りの環境も悪くなります。